6.クルベジ®食育・環境教育の普及

6.クルベジ®食育・環境教育の普及

本取組の概要
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 現在、亀岡市保津町周辺地域の保育所や小中学校にて、総合学習等の授業での紙芝居等を用いたクルベジ®農法の解説や、周辺の農地や校庭でのクルベジ®栽培、クルベジ®を用いた献立作りなどを通じた、食育・環境教育に龍谷大学LORCを中心として取り組んでいます。今後ともこれらの普及を進めるとともに、教育効果の表れとして、児童・親への環境保全活動への取組度や地域内でのクルベジ®の普及度を測っていきます。

 

2009年度の取組報告

 龍谷大学LORCの国際シンポジウム『炭を使った農業と地域社会の再生~市民が参加する地球温暖化対策~』(2010年3月8日@ガレリアかめおか)が開催されました。

 これは、農業におけるバイオ炭の評価など国際的な動向と、国内におけるバイオ炭の農業利用と規格化に向けた取り組みを踏まえた上で、カーボンマイナスプロジェクトにおける市民参加の実践事例を紹介し、バイオ炭が環境型地域再生に果たす重要な役割を京都・亀岡から内外に発信することを目的として開催しました。当日は約150名の方にお越しいただき、プロジェクトの取り組みや世界的な意義について広く周知するとともに、今後の課題や展望が明らかとなりました。

~シンポジウムの様子~
~シンポジウムの様子~
~2009年度の亀岡市立保津保育所における取組経緯~

 NPO法人地域予防医学推進協会の協力を得て、親子教室「野菜絵の具でお絵かき」、食育を中心とした紙芝居教育5回、亀岡カーボンマイナスプロジェクトオリジナル「クルベジ博士の大発明」紙芝居の開発を行うとともに、親子で取り組むエコ手帳を実施し、集計を行いました。

 

~親子体験教室「野菜絵の具でお絵かき教室」親子で取り組むエコ手帳パート1(2009年6月6日)~

 まずはじめに、クルベジ®博士がカーボンマイナスプロジェクトと、クルベジ®について、親子で取り組むエコ手帳について説明し、「①朝ごはんを食べること」、「②ハミガキ中に水を出しっぱなしにしないこと」、「③誰もいない部屋の電気を消すこと」が、地球・環境にとってよい取り組みであることを解説しました。 続いて、野菜(ほうれん草、ナス、トウモロコシ、にんじん、パプリカ)をすりつぶして野菜の汁を搾り、野菜の汁を割りばしにつけ、市販のクッキーに絵を描く体験を実施し、子どもたちに野菜と親しんでもらいました。

お絵かき教室
~健康紙芝居(作:NPO法人地域予防医学推進協会)~

 NPO法人地域予防医学推進協会が作成した健康紙芝居を毎回2作(生活リズム、三色食品群の働き、水の働き、食育など)実演するとともに、家庭には紙芝居の内容をまとめた資料を持ち帰ってもらいました。
(2009年8月29日、10月17日、11月14日、12月19日)

健康紙芝居
~クルベジ®紙芝居・クルベジ®博士による解説親子で取り組むエコ手帳パート2(2009年度1月23日)~

 二酸化炭素増加による地球温暖化の現状と、地球にやさしい野菜づくりの意義を紹介する新たなオリジナル紙芝居「クルベジ®博士の大発明」を実演しました。また、紙芝居終了後、クルベジ®博士が登場し、園児に質問を投げかけながら風船を用いて日々の生活から排出される二酸化炭素の量や、木による吸収量を解説し、地域で採れた新鮮な野菜を食べることや、日々のエコ活動によって地球温暖化に貢献できることを解説しました。

 園児には6月に実施したものと同じエコ手帳を配布、保護者には、エコチェックに加え、光熱水費を記録する環境家計簿とアンケートに取り組んでもらいました。

クルベジ®紙芝居
~親子で取り組むエコ手帳~

 子ども用は下記3点の項目について、2週間取り組むことができた日にシールを貼ってもらいました。保護者用は、21項目について実施状況を回答してもらいました。

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~第1回目エコ手帳実施時 保護者アンケート (2009年6月 回答数22)~
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~第2回目エコ手帳実施時 保護者アンケート (2010年1月 回答数21)~
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2010年度の取組報告

 亀岡市の小・中学校へのカーボンマイナスプロジェクトの展開を目指し、試験的にクルベジ®を学校給食に取り入れました(11月下旬から12月上旬の計4回程度/使用野菜:キャベツ、白菜、じゃがいも、人参、小松菜 メニュー:信田和え、クルベジ®スープ、ごま酢和えなど 生産農地には約50トンの炭を埋設、推計75トンのCO2削減)。また、保津小学校、本梅小学校、吉川小学校、別院中学校では、学校農園にバイオ炭たい肥を活用し、野菜や水稲の栽培を行いました。合わせて、クルベジ®紙芝居や、京都府夏休み省エネチャレンジやエコチェックシートも実施し、1年間を通じて環境や食に対する取り組みを実践しました。

~クルベジ®生産体験:3小学校、1中学校~
小学校におけるクルベジ®生産体験:吉川小学校
小学校におけるクルベジ®生産体験:保津小学

 

亀岡市小中学校での 炭素埋設農法取組概要(モデル校)炭素埋設農法取組概要
~クルベジ®関連の食育・環境教育の実施:3小学校、1中学校 /家庭への活動PRと環境家計簿等、環境活動の取り組み~
クルベジ®紙芝居の実施(協力:亀岡子どもの本研究会): 別院中学校
クルベジ®紙芝居の実施(協力:亀岡子どもの本研究会): 吉川小学校
~クルベジ®博士~
クルベジ®博士の紙芝居を制作し、食育に役立てています。
今後の課題

 今後、クルベジ®を使った食育・環境教育を通じて、地域の子供たちが環境保全について興味・関心を寄せることを可能とする体制作り(教材や人材の開発)、そしてその評価が必要です。

 また、地域でクルベジ®を安定的に学校給食や一般消費に供給できる体制も必要です。クルベジ®を安定的に供給できることで、学校給食において、子供たちが食育・環境教育の題材であるクルベジ®を日常的に目にする機会を与え、子から親へクルベジ®の輪が広がり、各家庭においてもクルベジ®に対する理解や協賛が得られると考えられます。クルベジ®を用いた食育や環境教育を積極的に行うことが、地域にクルベジ®を広めるきっかけにも繋がっていくと考えています。